「コンテンツ力」の高い写真を撮るための4ステップ

写真・映像について

最近「コンテンツクリエイター」になったことから、写真を撮影する機会が増えました。

写真を撮影しようとすると、誰でも最初に考えることは「どうすれば上手に撮れるのか」に尽きると思います。ですが写真をコンテンツの域まで引き上げようとしたら、ただ写真を上手く撮れるだけではいけません。「写真を見ただけであの人の作品だと分かる」と言わせられる程の、強い個性が必要となってきます。

今の時代正直言って、Instagramを見てみれば、上手で綺麗な写真は掃いて捨てるほど溢れ返っています。そしてその数はどんどん増えていく一方でしょう。

そんな世の中で「ただ上手いだけの写真」から一つ抜きんでるためには、僕たちは何をすべきなのかを考えて、それを記事として書いてみたいと思います。

 

写真は「構図」によって、ダサい写真とかっこいい写真に分けられる。

至極当たり前なことではありますが、写真は「構図」が命だと思います。F値がどうとかISO感度がどうとか、そんなものは二の次です。

よくあるテクニックとして3分割法、日の丸構図などが挙げられます。これらの構図を1つずつ覚えていって、実際の状況に当てはめてシャッターを切るのが、カメラマンとしては基本中の基本の上達方法だと思います。

しかし、そんなことを何度も繰り返し行っていても、よほど誰も見たことがない景色や被写体を相手にしない限り、あなたが撮った写真は、1枚のかっこいい写真としては成立するかもしれませんが、「コンテンツ」として見たときに、果たして魅力あるものになっているでしょうか?「どこかで見たことがあるような写真」にしかならないと思います。

だからと言って奇をてらって、誰も撮ったことがないような構図で写真を撮ってみると、99%以上の確立で「ダサい写真」の出来上がり。

写真は本当に難しいです。

 

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まずはダサい写真を徹底的に削除すること

写真を「コンテンツ」として成立するものにするには、まずはステップを踏む必要がありそうです。その第一歩目が、ダサい写真を徹底的に削除していくことです。

撮影をする際、シャッターを切る回数は大いに越したことはないので、まずはたくさんの写真を撮影しましょう。基本の構図に縛られることなく、「いいかも」と思ったらすかさずシャッターを切ってしまいましょう。

そして大事なことは、写真を撮り終わった後に、ダサいと思う写真を削除しまくることです。写真に同情してはいけません、「ダサい」と思えば徹底的に切り捨てます。

その結果、数十枚撮影したはずが、削除して数枚しか残らなかった?それで結構、今のあなたはどれだけシャッターを切っても、まともな写真は数枚しか撮影できない実力だと受け入れましょう。

そして削除する時に「この写真の何がダサいのか」を自分なりに考えてみます。そうすることで「どうなれば写真がダサくなるのか」が徐々に何となく分かってきます。それさえ分かれば、撮った写真の写真の枚数のうち、ダサい写真の枚数を簡単に減らすことができ、かっこいい写真を撮ることに集中することができます。

 

自分の得意な構図を見つける

では自分の中で写真がダサくなってしまう構図のメカニズムが何となくわかってきたら、次に何をすべきなのか考えます。

それは「自分の得意な構図を見つけること」です。

どんな構図でも素晴らしい写真が撮れれば言うことないのですが、「写真を見ただけであの人の作品だと分かる」ような個性を発揮するには、まずは得意な分野で突出するのが一番の近道でしょう。

得意な構図を見つけるためには、撮影の度に「これが今回のベストショットだな」と思った写真を、ピックアップしておきます。そしてピックアップしておいた写真を集めてみると、たいてい構図が共通しているものがあると思います。

その共通している構図こそ、「あなたの得意な構図」ということになります。これさえ見つかれば、あとは簡単です。

※ちなみに今の僕の場合、右下か左下の手前に被写体を置いて、対角線上に遠近感を出してぼかすのが得意です。

今度から撮影に行った時は、撮りたい被写体に対して、無理やりにでも自分の得意な構図で撮ろうとしてみてください。その構図で撮りにくければ撮りにくいほど、その構図で撮る価値があります。そのための努力なら何でもしてください。

これこそ冒頭で言っていた奇をてらって、誰も撮ったことがないような構図で写真を撮ってみるの正しいやり方です。素晴らしい写真が撮れる残り1%の確立は、このやり方でこそ発揮されます。

こうして撮れた1枚は、他の人には簡単に真似できないものであり、あなたの個性が光る「上質なコンテンツ」となります。

 

ダサい写真は何故ダサいのか

最後に、ある程度写真を撮ってきた中で、ダサい写真の何が原因でダサいのか、その理由がいくつか分かってきたので挙げてみることにします。

 

1.写真の中に被写体が存在しない

これは僕が撮ってしまうダサい写真の中でも、一番多い理由です。

特に風景写真に多いのですが、撮影を行っている本人には、「すごく綺麗だから写真にしよう」とか「なんかいい感じ」というもの感じるからこそ、シャッターを切るのだと思います。しかしいざ写真を見てみるとダサい。

この原因は、目の前の景色に対して、あまり考えずに写真を撮っているからに他なりません。カメラは、自分の中にある完成をそのまま表現してくれるような、魔法の機械ではないのですから。

「何が綺麗で、何がいい感じで、自分は何を表現するためにシャッターを切るのか」これを考えてから写真を撮るようにしてからは、これが原因のダサい写真は減少しました。

 

2.被写体が多すぎて定まっていない

これは1番とは真逆の現象です。

1枚の写真の中に見てほしいものが複数あり、それらが喧嘩して魅力を潰しあった結果、ダサい写真になってしまう現象です。

例えば構図の中に「背景」と「目の前の花」があるとして、これらを同時に引き立てようとするのは、非常に難しいことです。とんでもなく技術のあるカメラマンであれば「荘厳な山々に咲く一輪の花」といった写真が撮れるのかもしれません。しかし普通の人が撮ろうとすると「山見て! いやいややっぱり花も見て! どっちも綺麗やろ!?」みたいな写真になってしまいます。

まずは構図の中に「主役と引き立て役」を作ることを意識しましょう。ダブル主演こそふさわしいような、素晴らしい被写体の組み合わせについて考えるのはそのあとです。基本的に1つの写真で表現できることは1つです。切り捨てる勇気を持ちましょう。

 

3.立体感のないのっぺりとした構図になっている

写真というのはあくまで2Dのデータではありますが、写真の中には3Dの世界が広がっているということを忘れてはいけません。

最近は料理動画やEDC(EveryDay Carry)写真など、真上から撮影して立体感を消すことで、被写体の情報を分かりやすく伝える技法も多く流通していますが、これらは「構図的な美しさや芸術性を切り捨て、被写体の情報に集中させる」という明確な目的があるからこそ、コンテンツとして成立しています。

それをそのまま真似して単純に真上から撮ってみたり、遠近感を殺して撮影しても、それはただただダサい写真をを量産することに繋がってしまいます。的確な意図がある場合を除き、かっこいい構図で撮りたければ、写真の中の構成物を立体的にレイアウトする必要があるでしょう。そのレイアウトこそ構図であり、コンテンツとしての芸術性の源となるでしょう。

 

まとめ

ということで今回のまとめです。

写真というコンテンツの質を高めるためには

  1. 写真は構図によってダサくなったり、かっこよくなったりすることに気づく
  2. 撮った写真の中からダサい写真を徹底的に削除し、「ダサい写真を撮る=時間の無駄」という意識を身に付け、ダサい写真を撮ってしまった原因を分析する
  3. 自分の中のベストショットをピックアップし、それらの写真に共通する構図を見つける→それが自分の「売り」となる構図
  4. あらゆる被写体に対して、自分の得意な構図に無理やり当てはめて撮影してみる→それが難しければ難しいほど、その写真の独自性は高く、魅力あるコンテンツとなる

これらの4ステップを確実に踏んでいくだけで、少なくとも雰囲気だけで「いい感じの写真」を撮っている、自称写真家たちの作品を圧倒できる、コンテンツ力を秘めた写真が撮れるようになっているはずです。

まだまだ僕も道半ばですが、今回自分で考えたこのガイドラインに沿って、精進していきたいと思います。

ではまたー

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